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喜仲の児童ら思い出を絵に うるま 出身の大川さん(33)が指導


喜仲の児童ら思い出を絵に うるま 出身の大川さん(33)が指導 思い出を画用紙いっぱいに描いた喜仲自治会の子どもたち =13日、うるま市の喜仲公民館
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 【うるま】うるま市の喜仲自治会(宮里剛会長)は8日と13日、地域の子どもたちを対象にした「夏休み絵画お手伝い会」を同公民館で開催した。23人が参加して「思い出」をテーマに、それぞれが画用紙いっぱいに描いた。
 喜仲出身で、琉球大学付属中学校で美術を教える大川晃さん(33)が講師となり、子どもたちにアドバイスした。「故郷に恩返ししたいと思っていた。自身の得意分野で役立ててうれしい」と笑顔を見せた。
 バスケットボール部で汗を流してきた具志川中3年生の名幸泰翔さん(15)は、3年間を共にしたボールと水筒を描いた。「部活は楽しかった思い出。陰影に時間をかけて描いた」と紹介した。去年のお月見を参考に、雲が多い月夜とウサギを幻想的に描いた兼原小5年の田邊ナイヤラ美鈴さん(10)は「後ろを向いているウサギがお気に入り」と話した。
 子どもたちの見守りも兼ねて絵画お手伝い会を企画した宮里会長は「みんなが絵が上手でびっくりした」と語った。 (玉城文)