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5年ぶり夏のまつり 大宜味、ヤギ争奪綱引きも


5年ぶり夏のまつり 大宜味、ヤギ争奪綱引きも 大盛況の大宜味村夏まつり=11日、大宜味村塩屋漁港
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味】大宜味村塩屋漁港で10、11の両日、第42回大宜味村夏まつりが開かれた。コロナ禍や台風で時期をずらしての開催を余儀なくされていたため、本来の「夏まつり」の開催は5年ぶり。おおぎみこども園ステージ、ダンスパフォーマンス、地元バンド部演奏、村観光大使アイモコライブなど数々のステージで盛り上がった。
 ヒージャー争奪綱引き大会には8チームが参加。沖縄市や那覇市など遠方から参加した「釣り人チーム」が優勝した。ヤギをゲットした幸地康成さん(47)は「釣り大会で今日初めて会った釣り好きメンバーで意気投合し結成した。これからヤギを誰が育てるか話し合います」と愉快そうに話した。 
 アイモコのライブでは子どもたちも舞台に上がり、一緒にダンスを踊るなど会場が一体となった。打ち上げ花火に続き村青年会のエイサーがあり、熱気あふれる会場全体のカチャーシーで幕を閉じた。
 タイなど外国から訪れている村内の牧場の研修生もにぎやかな沖縄の祭りを楽しんだ。
 実行委員長を務めた村青年団協議会長の島袋貴央さん(31)は「夏まつりが続けられるよう、皆さんの力を借りながら頑張っていきたい」とあいさつした。 (安里郁江通信員)