沖縄県産のEVカート(電動の小型移動車両)を活用した実証事業の第2弾が久米島町で始まった。高齢化や人口減少に起因する交通弱者への対応、観光客が自動車移動に頼らざるを得ない地域・社会課題の解決を図る事を目的に、久米島町とくめじまDMOが推進を担う。経済産業省の地域MaaS創出推進調査事業の一環。
くめじまDMO代表理事の中村幸雄副町長は「町民と観光客が環境に優しい移動手段として活用してもらえるとうれしい」とあいさつした。
実証期間は、9月1日から10月31日まで。7人乗りのEVカート2台が、イーフ地区を周遊運行する。利用は無料。
観光で来島した50代女性は「調査員のガイドもあって、満足度が高い」、60代男性は「ローカルな話や情報が得られ楽しかった」と話した。期間中、真謝集落周遊と車エビなどが堪能できる限定ツアーも実施される。要予約。バスの時刻表など詳細はくめじまDMOホームページ。
(盛長容子通信員)