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ワープロ速度で優勝 「自分のベストが出せた」具志川商の宮城さん 10分で打った文字数は 沖縄


ワープロ速度で優勝 「自分のベストが出せた」具志川商の宮城さん 10分で打った文字数は 沖縄 ワープロ速度の部個人優勝の賞状とトロフィーを手に喜ぶ、具志川商業2年生の宮城さくらさん=9月17日、具志川商業高校(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 具志川商業高校(神谷和彦校長)ビジネスマルチメディア科2年の宮城さくらさんが、7日に県立浦添商業高校で行われた2024年県高等学校商業実務競技新人大会で、ワープロ競技速度の部個人の部で優勝した。宮城さんは「大会結果で名前を呼ばれた時は本当に信じられず、本番で自分のベストを出せて良かった」と喜んだ。

 各学校9人以内の出場で純字数の合計の多いものから順位を決定する。競技内容は10分でビジネス文章の原稿(A4用紙4枚・3千文字)をパソコンにキーボード入力する。誤字、脱字、改行エラーなどの誤りが重なると失格となり、宮城さんは1017文字を打ち個人の部で優勝した。

 宮城さんは「具志川商業で初めて部活動に入り、部活動を通じて先輩や後輩との関わり、人間関係を広げることができた。自分の特技を伸ばしながら良い成績を残すことができ、ワープロ部に入って本当に良かった」と話した。次の目標として「次大会(来年6月)は団体優勝を取り、九州、全国大会に出場したい」と目を輝かせた。

 同部の崎山美奈子顧問は「部員の全員が切磋琢磨(せっさたくま)しながら、朝や放課後など練習に励んできた。宮城さんも日々の学習や資格取得、そして部活動と限られた時間を、計画的に向上心を持ち取り組んでいた。この素晴らしい結果は本人の努力のたまものだ」と目を細めた。

 宮城さんは具志川商業で取得した検定が生かせるような、ビジネスやパソコンに関わることを学べる学校に進学したいと笑顔で話した。

 (新城孝博通信員)