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南城で災害図上訓練 地域の現状と課題議論


南城で災害図上訓練 地域の現状と課題議論 それぞれの地域の特徴や課題を発表する参加者ら=12日、南城市役所
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 【南城】消防防災科学センターによる「災害図上訓練DIG(ディグ)」が12日、南城市役所で開かれた。DIGとはDisaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字で、地図や見取り図を使って地域や住まい、職場に潜む災害の危険性や課題を考える防災訓練。地域住民や自主防災組織、島尻消防団から約30人が参加し、それぞれの地域の現状と課題を話し合った。「災害発生を伝える放送が聞こえづらい」「避難経路が限られており、交通渋滞が予想される」などの課題が挙げられた。
 市知念知名区の前城隆区長は「区では日頃から防災意識を高める活動をしているが、備蓄品の賞味期限が切れて廃棄するなど課題もあった。学んだことを地域で生かしていきたい」と話した。 (普天間伊織)