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宮古島、関係機関が対応確認 客船テロ想定で訓練


宮古島、関係機関が対応確認 客船テロ想定で訓練 犯人役を取り押さえる警察官=17日、宮古島市の平良港
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 【宮古島】宮古島署(新垣健一郎署長)は17日、市や市消防本部、宮古島観光協会、遊覧船事業の「はやて」と協力して、クルーズ船のテロ対処訓練を、市の平良港に停泊しているベイクルーズ宮古島モンブランで実施した。
 訓練では、刃物を持った犯人役が乗客2人を刺し、操縦室の船員に船を出港するよう脅した。モンブランを運営するはやての職員が110番と119番通報し、宮古島署と市消防本部の関係者らが駆けつけた。警察官4人が犯人役と相対し、刃物を奪い、身柄を取り押さえた。
 訓練後、新垣署長は「(モンブランの)職員による迅速な通報に基づき、警察や消防が適切な対応を取れていた。今後も官民が一体となって訓練し、より適切な対応が取れるようにすることが大切だ」と講評した。 (友寄開)