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伝統継承に誇りを持つ子 金城大樹(北部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>


伝統継承に誇りを持つ子 金城大樹(北部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>
この記事を書いた人 Avatar photo 金城 大樹

 「伝統を引き継げたと思う」。9月12日、県指定の無形民俗文化財に指定されている名護市屋部の八月踊りに参加した小学生の女の子はそう言って、目を輝かせていた。10歳ほどの子どもが地元の伝統行事の継承に誇りを持っていた。私が育った南城市佐敷の新開という地域は埋め立て地で、夏祭りなどの行事はあるものの、八月踊りのような伝統行事とは縁がなかった。そのこともあってか、目を輝かせる女の子を見てうらやましく思った。

 屋部の八月踊りでは出演者のほか指導役や着付け役なども区民が務める。かつて演者だった人もいずれは師匠となって指導に回る。そうして地域内で伝統を受け継いできた。冒頭の女の子もいつかは後輩を育てる役に回るかもしれない。来年、屋部の八月踊りは160周年を迎える。微力かもしれないが私も記事で盛り上げたい。

(名護市、本部町、今帰仁村、伊江村)

私が書きました
金城大樹 名護市、本部町、今帰仁村担当