【恩納】情報通信業のNTTデータフィナンシャルテクノロジー(東京都、沖村幸彦社長)は9月18日から3日間、恩納村立うんな中学校で1年生対象のプログラミング授業「NTTデータアカデミア」を開いた。生徒たちは自らプログラミングした小型コンピューターで校舎内の宝箱を探して文字を集め、キーワードを探り当てた。
宝箱の中には生徒が扱う小型コンピューターと同じ機械が入っており、生徒側のコンピューターの無線と合致すれば文字を入手できる仕組み。生徒は手元のコンピューターで数値化した電波の強弱を確認しながら校舎を歩き回り、合致する宝箱を見つけると歓声を上げた。
NTTデータアカデミアはプログラミングやITの仕組みなどを伝える社会貢献活動の一環。ITや社会に対する子どもたちの探究心や主体的に行動する力の成長を後押しするほか、社員が社会に直接貢献することで、会社で働く楽しさを実感してもらう狙いもある。
比嘉栄唯瑳(えいさ)さん(13)は「指示通りにプログラミングするのが難しかった」と話した。沖村社長は「体験を通じてプログラミングの楽しさを感じて、ITに興味を持って学ぶきっかけになれば」と願った。 (武井悠)
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プログラミングで宝探し NTTグループ企業 うんな中で授業
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琉球新報朝刊