【名護】県内大手スーパー3社が加盟する九州シジシー(福岡県、杉村哲社長)はこのほど、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで守ろう美ら海プロジェクトの贈呈式を開き、読谷村で養殖サンゴの移植に取り組む「海の種」の金城浩二代表に300万円を寄付した。
同プロジェクトは2011年から始まった。九州シジシーで販売している対象商品1点につき1円を海の種へ寄付し、サンゴ礁の再生活動を支援している。寄付を活用して植えたサンゴは約7000本に上る。
海の種は通常より負荷をかけた環境で育てた養殖サンゴを海に植えている。
金城代表はサンゴの白化現象が進んで一部が死滅する中、植えたサンゴが生き残っていることなどを贈呈式前に報告した。「今のままでは沖縄のサンゴは絶滅するのが大方の見方だが、本気で考えればサンゴ礁が残る可能性を作れる」と述べ、活動のさらなる広がりを願った。 (武井悠)
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サンゴ保全に300万円 九州シジシー、海の種に寄付
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琉球新報朝刊