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「肉食文化、経験生かしたい」 栄養士・布川さん、サンタクルスに


「肉食文化、経験生かしたい」 栄養士・布川さん、サンタクルスに 着任の表敬訪問をした布川理紗子さん(左)と歓迎するオキナワ村長
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 国際協力機構(JICA)青年海外協力隊員としてオキナワ移住地に到着した、兵庫県神戸市出身の布川理紗子さん(28)。ボリビア・サンタクルス県のコロニア・オキナワの村役場に所属し、役場管轄の病院で栄養士として活動する。任期は2年。
 布川さんは兵庫栄養調理製菓専門学校を卒業後、栄養士として神戸朝日病院に4年間勤務した後、協力隊員としてオキナワ移住地に赴任した。
 生活習慣病(糖尿病、高血圧、肥満)が多いオキナワ移住地で、病院食の改善、健康的な食事の啓発、妊産婦への食事指導を行っていく。
 「日本では栄養士として治療食を毎日作っていました。ボリビアは肉食文化で日本と違うことが多いですが、自分の経験を一つでも生かせられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。協力隊の活動に加えて、ボリビアのオキナワでエイサーや三線などにも挑戦してみたいと話した。 (安里三奈美通信員)