国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は20日、先行競技の水球女子決勝が鹿児島市の鴨池公園水泳プールで行われた。砂邊亜衣(神森中―千葉・秀明八千代高校出、秀明大3年生)の千葉選抜が19―16で京都選抜を破り、2年連続2度目の優勝に輝いた。砂邊は昨年に続いて今年も千葉選抜として出場し、優勝に貢献した。準決勝は新潟選抜に17―10、予選リーグは福岡選抜に26―8、山口選抜に22―11で勝利した。
水球女子で昨年に続いて千葉選抜として出場した砂邊亜衣(神森中―秀明八千代高校出、秀明大3年生)が、攻守で2連覇に貢献した。決勝の相手は昨年と同じ京都だ。「勝たないといけないという重圧も感じていたが、いい内容でプレーできた。落ち着いてプレーできた」とライバルに競り勝った。
第3ピリオドで千葉は連続失点、京都の追い上げに遭った。1点差まで詰められ、最終ピリオドへ。立て続けに攻められたが、堅守からのカウンターが決まり、3点差の19―16で逃げ切った。チームは全員守備、全員攻撃のスタイル。砂邊は守りの要のセンターバックで壁として立ちはだかり、積極的に攻めた。
25日から10月1日まで開かれる中国杭州でのアジア大会水球女子に日本代表として参加する。9カ国中、日本は2番目の実力があり、中国が最大の壁となる。砂邊は「中国に勝たないと五輪の切符を取れない。出た時には常にシュートを狙って勝利に貢献したい」と闘志を燃やした。
(大城三太)
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<水球>
▽女子
決勝千葉(選抜)
19―16(3―0,6―5,5―8,5―3)
京都(選抜)
(千葉は2年連続2度目の優勝)