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キングス、連覇へ好スタート Bリーグ開幕戦を白星で飾る 初昇格の佐賀に80-63 タマヨが攻守に存在感


キングス、連覇へ好スタート Bリーグ開幕戦を白星で飾る 初昇格の佐賀に80-63 タマヨが攻守に存在感 琉球―佐賀 第3Q、ゴール下へ攻めるキングスの岸本隆一=5日、佐賀県のSAGAアリーナ(大城直也撮影)
この記事を書いた人 琉球新報社

 昨年のB1王者の琉球ゴールデンキングスが強さを見せた。キングスは5日、佐賀県のSAGAアリーナで初昇格の佐賀バルーナーズとのBリーグ開幕戦を戦い、80-63で快勝した。第1クオーター(Q)はヴィック・ローのオフェンスリバウンドからの得点でスタート。岸本隆一がファウルを受けながら3点弾を決め、さらにフリースローも決めて4点プレーを成立させる。その後もカール・タマヨや松脇圭志が3点弾を決め、44-33で折り返す。後半も前半から強度の強い守備は継続しながら、得点を重ね続け、勝利を大きくたぐり寄せた。キングスの次戦は7日午後3時5分から、佐賀と同アリーナで第2戦を行う。


 昨季途中加入したカール・タマヨが、開幕戦の攻守で魅せた。攻撃では4本の3点弾を決め、守備では相手のビッグマンを抑えるなど活躍し、チーム最長の30分12秒をプレーした。

 守備ではジョシュ・ハレルソンら相手ビッグマンに激しくつき、ペイントエリアへの侵入を簡単に許さずに、リバウンドもしっかりキープし、相手の攻撃の芽を摘み取っていった。

 「守備からいい流れで自分の3点弾につなげられた」と、守備の流れは攻撃にも好影響を及ぼした。岸本隆一や松脇圭志が3点弾を決める中で、相手守備が2人につくと、パスを回されたほぼフリーのタマヨが、落ち着いて3点弾を全て決め切った。岸本も「カールの活躍はいろんな人を巻き込んでチームをいい雰囲気にする。アグレッシブにプレーしてほしい」と期待を込める。

 昨季途中から加入したが、キングスのシステムになかなかフィットせず、苦しいシーズンを過ごした。このオフからキングスのアシスタントコーチになったアンソニー・マクヘンリーが中心になって指導に当たる。「アドバイスは自分がチームの中での役割を探すのに非常に役立っている」と手応えを感じるタマヨ。開幕戦から好スタートを切り、シーズンでもまだまだ暴れてくれそうだ。

(屋嘉部長将)