高校野球の第73回県秋季大会最終日は7日、タピックスタジアム名護で沖縄尚学と興南の決勝を行い、興南が12―4で沖尚を下し、2年ぶり10度目の栄冠をつかんだ。
興南は一回、1死二、三塁の好機で主砲仲田陽が右前へと適時二塁打を放ち先制。四回には四死球や犠打飛などを絡めて2点追加すると、2死二、三塁の場面でまたしても仲田の右前打でもう2点を加え、沖尚をリードした。
投げてはエース左腕の田崎颯士が最速138キロの直球を武器に六回2失点の好投を見せるが七回、制球の乱れなどから2失点し、この回途中でマウンドを降りた。その後、救援で登板した金城勇希が力のある投球で終盤の回を切り抜けた。興南は終盤にも点を重ね、12―4で優勝を飾った。
両校は第153回九州地区大会(10月28日~11月3日、福岡県)への出場を決めている。(砂川博範)