プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは14日、東京都の青山学院記念館でサンロッカーズ渋谷と今季第3戦を戦い、93―86で勝利した。開幕3連勝とした。
前半は互いに譲らぬ攻防を繰り広げて38―41で折り返した。後半第3クオーター(Q)はヴィック・ローの3連続得点やアレックス・カークのオフェンスリバウンドから得点して逆転。65―63で第4Qに突入すると、今村佳太やローが一挙に得点を重ねて、残り6分30秒の時点で10点差に離した。琉球がその勢いを維持したまま勝利した。
次戦は15日午後2時5分から、同会場でサンロッカーズ渋谷と戦う。
キングス 3勝
93―86(23―27,15―14,27―22,28―23)
SR渋谷 3敗
キングスはワールドカップで活躍した渋谷のジョシュ・ホーキンソンを厳しくマークしたが、ホーキンソンがキングスの選手を引きつけて仲間を生かし、一進一退の攻防が続いた。均衡が破れたのは第3クオーター(Q)残り4分38秒、52―51に逆転させた今村佳太の3点弾からだった。
タイムアウトを取った渋谷だったが、再開直後にスティールし、今村が2点を奪う。続く得点も今村の速攻からアレックス・カークがアリウープを決め、流れを引き寄せた。65―63で始まった第4Qは、ローが今季初の3点弾などで一挙に突き放し、70―63に。残り6分50秒で今村が3点弾を決め、78―65にした。
杭州アジア大会後、今季初参戦した今村は「チームのいい循環をいかにつくるかがキーだと思った。狙えるところは自分で行った」と振り返る。新加入したローやカークと事前に手合わせする機会は多くなかったが、「対応能力が高い2人なので全然問題なかった」とうまく連動した。
アウェーの地で3連勝としたキングス。昨季のBリーグ優勝に貢献した今村は、「沖縄をもっと元気にというチームのテーマを体現できるように頑張っていきたい」と奮闘を続ける。
(古川峻)
ホーム戦につなげたい
桶谷大HC(キングス)の話 相手のビッグマン同士で連動していたので、後半にディフェンスを修正した。攻撃はファウルトラブルになっていたライアン・ケリー選手の所のアタックを狙った。アウェーでしっかり勝ってホームにつなげるために頑張る。