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キングス、西地区の首位浮上 3ポイント成功率は53.6% 京都に87-71(8日の試合)


キングス、西地区の首位浮上 3ポイント成功率は53.6% 京都に87-71(8日の試合) 京都ーキングス 第3クォーター、シュートを決めるキングスの田代直希=8日、かたおかアリーナ京都(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は8日、かたおかアリーナ京都で京都ハンナリーズ(同8位)と今季第12戦を戦い、87―71で勝利し、2連勝となった。通算成績は9勝3敗で、西地区1位に浮上した。前半、キングスは京都がゾーンディフェンスを使うとなかなか得点できなかったが、岸本隆一が入り、松脇圭志と岸本の連続3点弾で攻略にかかった。さらに今村佳太の2連続3点弾もあり、46―44で折り返した。後半に入っても3点弾の確率が落ちないキングスが次第に点差を広げ、逃げ切った。キングスの次戦は11日午後6時5分から、沖縄アリーナで島根スサノオマジックと対戦する。

 3点弾成功率53・6%と最後まで高確率で決め続けたキングス。京都を振り切って2連勝し、西地区首位に立った。第2クオーター(Q)に京都が仕掛けたゾーンディフェンスでキングスの攻撃の動きが止まってしまう。その中でBリーグ通算400試合出場となった岸本隆一がコートに入り、流れを変えた。岸本がアレン・ダーラムとのパス交換から相手守備を偏らせて、外でフリーの状況となった松脇圭志が3点弾を決めた。その後も、岸本のパスを中心にゾーンディフェンスを攻略していった。

 さらに、攻撃では今村佳太が大活躍。3点弾を6本を沈め、外を警戒されるとドライブで得点するなどチーム最多の21得点を挙げた。守備では今季最長となる17分34秒出場した主将の田代直希が、今季1試合平均12点以上を挙げているマシュー・ライトについて2得点に抑えた。

 韓国での東アジアスーパーリーグ(EASL)から始まった4連続のアウェー戦を終え、西地区首位まで順位を上げてきたキングス。チームをまとめる田代は「アウェーが続いてタフなスケジュールだったが、うまく試合展開できて勝ち点に結びついた」と安堵(あんど)する。11日からの島根とのホーム2連戦を勝利し、西地区首位をさらに確実なものにしたいところだ。

 (屋嘉部長将)


キングス 9勝3敗
87―71(20―21,26―23,22―14,19―13)
京都 1勝11敗

プラン通りの守備

 桶谷大HC(キングス)の話 京都の攻撃に対して、プラン通りの守備をしてくれた選手を褒めたい。アウェー連戦の最終戦でしっかりと気持ちを奮い立たせて、戦術を遂行してくれた選手とスタッフに感謝したい。