アイスホッケーの第11回日本学生女子大会準決勝は18日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルアイスアリーナで行われ、琉球大は東京女子体育大に1―6で敗れた。第1ピリオドに先制点を奪われた後、1点を返した。その後勝ち越しの1点を相手に許し、追加点を得られないまま敗北した。
琉球大は19日、3位決定戦で岡山大学と戦う。
準決勝の相手は前回準優勝の東京女子体育大だった。琉球大は千葉律主将と栄野比宙花が攻守の中心となって戦い、相手の背中を追い続けたものの、1―6で決勝進出を逃した。点差に反省が残るが「(力を入れている)琉大の守りはできた」と千葉主将は試合を振り返った。
序盤に先制点を奪われた第1ピリオド11分すぎ、千葉主将が右サイドから攻め上がった。得点圏に進入すると同時に相手が立ちはだかるが、それをかわすように華麗な滑りで逆サイドへ。味方が壁となり「空いたところを狙った」とディフェンスから一歩抜け出てシュート。反撃ののろしとなる同点弾をさく裂させた。しかし「フィジカルも強くスピードも速い」相手に劣勢を強いられ、じわじわと点差を広げられる。栄野比も何度もゴールへと打ち込むが「チャンスを生かせなかった」と言うようにパックは枠外へ。琉球大はその後ネットを揺らせないまま、敗北を喫した。
新里大監督は「通常よりも少ないメンバーだが、一人一人がやれることをやった」と選手らをねぎらう。前回大会は3位に入賞した。19日に控える3位決定戦に向けて「絶対に負けられない。守りからリズムをつくる」と千葉主将は切り替えた。
(名波一樹)