アイスホッケーの第11回日本学生女子大会最終日は19日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルアイスアリーナで行われ、3位決定戦で琉球大は岡山大と対戦し、トータルスコア1―0で勝利した。
互いに無得点で延長戦でも決着が付かず、ゲームウイニングショット(GWS)戦にもつれ込んだ。3人制のGWSで先攻の琉球大は2本を決め、岡山大には1本も決めさせず、勝負を決めた。
アイスホッケー日本学生女子大会の3位決定戦で琉球大は延長戦まで岡山大を0点に抑え、勝負の行方は3人制のGWS(ゲームウィニングショット)に持ち込まれた。
先攻の琉球大の1人目は主将の千葉律。ゴールの右側から滑り込んで相手GKをかわし、落ち着いてシュートを決めた。琉球大GKの屋我紗菜はギリギリまで打たない相手の1人目に食らいつき、ゴールを決めさせなかった。
琉球大2人目の栄野比宙花はGKと少し距離のある場所から狙い澄ましたショットでゴールネットを揺らした。
止めれば勝ちが決まる岡山大の2人目。屋我は相手選手の動きに惑わされずゴールに張り付き、シュートを外させた。屋我に選手が駆け寄り、勝利を喜び合った。チームをまとめた千葉は「地元開催で3位という結果を残せてうれしい」と声を弾ませる。
大会の沖縄開催は初めてで、琉球大の試合には多くの応援が集まった。地元開催での優勝を狙っていただけに悔しさが全くないわけではない。それでも3年連続3位となり、手応えも感じているようだ。4年生の千葉は今大会で最後になるが「来年も優勝を狙ってほしい」と後輩たちの活躍に期待を込めた。
(屋嘉部長将)
▽3位決定戦
琉球大
1―0(0―0,0―0,0―0,延長,0―0,GWS,1―0)
岡山大