日本重量挙げ協会は4日までに、パリ五輪の出場権獲得に関わる国際大会の参加資格がある選手を発表した。県勢は男子73キロ級で宮本昌典(東京国際大職)、同109キロ超級で知念光亮(BIG KAMY)が選ばれた。同61キロ級で東京五輪4位の糸数陽一(警視庁)の名前はなかった。
同協会によると、五輪の選考過程で出場が義務付けられている9月の世界選手権を糸数がけがで出場辞退したため。糸数は五輪選考から外れることも承知の上で、出場を辞退していたという。
五輪出場権は、国際重量挙げ連盟(IWF)が指定した七つの大会のうち5大会以上に出場し、各階級ランキング10位までの選手が手にする。世界選手権は出場が義務付けられていた。1カ国で最大3階級、各階級1人の上限がある。
宮本と知念が参加できる国際大会はIWFグランプリ(12月、カタール)、アジア選手権(2月、ウズベキスタン)、IWFワールドカップ(3月、タイ)の3大会。
ランキングは7大会の最高成績で決まっており、現時点で宮本が73キロ級で3位、知念が102キロ超級で16位となっている。
(古川峻)