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元プロ9人が野球教室 児童308人、熱心に学ぶ セルラースタジアム那覇


元プロ9人が野球教室 児童308人、熱心に学ぶ セルラースタジアム那覇 沖縄セルラースタジアム那覇(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 元巨人の原辰徳さんや高橋由伸さんら元プロ野球選手9人による野球教室「ファンケルキッズベースボール2023in沖縄県那覇市」(主催・報知新聞社)が9日、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開催された。県内31の少年野球チームなどから308人が参加し、打撃や守備練習などを行った。

元ベイスターズの内川聖一さんらと守備練習を行う児童ら=9日、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇(名波一樹撮影)

 原さんは「子どもたちはプロ野球や日本のスポーツ界を支える宝だ。無限の可能性に気付かせたい。一年を通して野球ができる良い環境に幸せを感じ、大いにグラウンドで暴れてほしい」とエールを送った。高橋さんは「沖縄は身体能力の高い子も多い。可能性は無限大だ。いろんなことを経験、吸収してほしい。基礎基本をしっかりと教えたい」と語った。

 城西大名スピリッツの児童(11)は、元巨人の村田真一さんから打撃指導を受け「脇を締めてとアドバイスされた。より遠くに飛ばせるようになった」と手応えを感じていた。豊見城ドリームズの児童(8)は、元ベイスターズの内川聖一さんからトスを受け、「後ろから前に体を出すように言われた。学んだことを試合で生かして前に飛ばしたい」と話した。

 会場には不要になった野球道具95点が持ち寄られた。NPOなどを通して用具が不足している国内外の子どもたちに寄贈される。

 (名波一樹)