バスケットボールの第4回全国U15選手権大会(ジュニアウインターカップ)は4日、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕した。男子で県代表の琉球ゴールデンキングスU15が1回戦でINFINITY(山梨)と戦い、79―49で快勝した。キングスU15は第1クオーター(Q)開始しばらくはリードを許したが、落ち着いたプレーで追い上げ第1Q終盤には逆転。その後も盤石の強さを見せた。2回戦は5日、男子キングスU15は京都精華学園中と戦う。
相手3点弾から始まった琉球ゴールデンキングスU15の初戦。第1クオーター(Q)序盤は固さもあってリードされたものの、選手たちは落ち着いていた。「シュートは入っていなかったけど、守備から崩せば点が入ると信じていた」(亀谷琉斗主将)。張り付くような守備で、相手が狙っていた速攻の芽を摘むと、第1Q残り約1分54秒で逆転した。
その後は高さや個人技で圧倒し始めたキングスだったが、第2Q中盤で流れを失い、残り2分19秒で3点差まで詰め寄られた。タイムアウトを取ると落ち着き、泉川寛太監督が「足が止まっている」とやるべき守備を確認させ、流れを断ち切った。
後半は亀谷主将や宮里俊佑らガード陣が緩急をつけたペイントアタックで試合をリード。上背のある選手を中心にリバウンドを取ったり、頭上でパスを回したり終始優位に立った。
2回戦は昨年大会3位の京都精華学園中だ。キングスは昨年、一昨年と2回戦敗退を喫し、ここを越えるために準備を積んできた。
亀谷主将は「1回戦のようにはいかない。沖縄らしいガードの早さを見せたい」と自信を見せた。
(古川峻)
【男子】
▽1回戦
琉球ゴールデンキングスU15
79―49(16―11,18―15,20―13,25―10)
INFINITY(山梨)