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ソフトボール女子・読谷が頂点に 主将の知花、大車輪の活躍 中学新人大会


ソフトボール女子・読谷が頂点に 主将の知花、大車輪の活躍 中学新人大会 女子優勝の読谷中
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ソフトボールの第47回男子・第57回女子中学生新人大会最終日は14日、読谷村のゆんたんざソフトボール場で決勝までを行い、女子は読谷が宜野湾・真志喜を24―0で下して優勝した。男子は読谷があげな・宜野湾を30―0で制し、栄冠をつかんだ。

 女子の優勝、準優勝校は九州中学生ソフトボール大会(2月24、25日・長崎)への出場権を得た。

主将知花 零封の活躍

宜野湾・真志喜打線を無失点に抑えた読谷の知花芽生=14日、読谷村のゆんたんざソフトボール場
(喜瀬守昭撮影)

 昨年8月、全国の舞台を経験した女子読谷。上級生が引退し、「今度は自分たち(の力)で勝とう」と知花芽生主将の呼びかけの下、練習に励んできた。迎えた今大会決勝、知花は4回まで7奪三振の好投を見せ、チームは小技や長打で大量得点。24―0の大勝で新チーム初の九州切符と優勝旗をつかんだ。

 初回、四球を選んで先制し、石原瑠架の適時打などで追加点を挙げた。6―0の2死満塁となって、2度目の打席を迎えた金城希空は「1、2回戦で打てていない。ここで打つ」と外角の球を一振り。中越えに走者一掃ランニング本塁打を放ち、チームは初回で10得点を挙げた。

 読谷は追加点を挙げるが、相手チームには1点も許さず。知花は「チェンジアップでリズムを崩し、外角直球で打ち取った」と胸を張る。準決勝も無失点で投げきり、この日大車輪の活躍で優勝に貢献した。

 2月の九州大会に向け、知花は「レベルアップしてまずは1勝。そして全国へ」とさらなる高みを見据えた。 (名波一樹)


【女子】
▽準決勝
読谷 4―0 与勝・与勝緑ヶ丘
 (四回時間切れ)
宜野湾・真志喜 5―3 北谷・美東
 (四回時間切れ)

▽決勝
読谷
 10 914│24
  0 000│0
宜野湾・真志喜
(四回時間切れ)(読谷)知花芽―知花ち
(宜真)矢川・仲宗根―東江
▽本塁打 金城(読谷)
▽三塁打 山内(読谷)
▽最優秀選手賞 知花芽生(読谷)
▽優秀選手賞 矢川空来(宜野湾・真志喜)
▽打撃賞 知花珠莉(読谷)4打数3安打