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キングス逃げ切り連勝 川崎に87―75 Bリーグ第37戦【7日の試合】


キングス逃げ切り連勝 川崎に87―75 Bリーグ第37戦【7日の試合】 川崎―キングス 第2クオーター、シュートを決めるキングスの牧隼利=7日、神奈川県の川崎市とどろきアリーナ(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は7日、神奈川県の川崎市とどろきアリーナで川崎ブレイブサンダース(中地区4位)と対戦し、87―75で勝利、2連勝となった。通算成績は25勝12敗で西地区首位を保っている。前半はキングスのゾーン守備が効いた時間帯があり、川崎の得点を止めた。その間に3点弾を松脇圭志の3本、牧隼利の2本を含む計8本決めて45―33で折り返した。後半に入ると川崎に点差を縮められた。第4クオーターには3点弾を3度決められ、一桁の点差まで縮められたが、終盤に松脇が3点弾を決めて、逃げ切った。キングスの次戦は10日午後6時5分から、沖縄アリーナでレバンガ北海道と対戦する。

 2023年10月のホーム開幕戦で川崎に21点差をつけられ完敗したキングス。7日の試合は先発、セカンドユニットの選手が交互に出てきても攻守で一定の強度を保つことができた。

 キングスはセカンドユニットが躍動。第2クオーター(Q)には牧隼利が3連続スコアで10得点を挙げ、流れをつくった。守備でも「同級生で一緒に出ていた時間帯で流れをつくれたのは良かった」と、松脇圭志、荒川颯とともに守備で川崎の得点を止めた。

 ジャック・クーリーはゴール下で攻守でリバウンドを死守。先発したアレックス・カークとともに得点、リバウンドでダブルダブルをマークした。植松義也、渡邉飛勇も攻守で活躍。まだ本調子ではないと見られる田代直希以外のベンチメンバー選手全員が出場し、ベンチポイントは43まで伸びた。

 14日には沖縄アリーナで川崎と天皇杯準決勝を戦うキングス。その前哨戦となった試合でホーム開幕戦の雪辱を果たし、Bリーグ通算300勝を手にした。主力選手を欠く川崎にダブルチームなどを仕掛けられ、16のターンオーバーを誘発されたのは課題になりそうだ。「土日の試合をしっかり勝って、川崎との天皇杯につなげたい」と桶谷大HC。北海道との試合も連勝し、一発勝負の大一番へいい流れをつなげたい。

 (屋嘉部長将)


(川崎市とどろきアリーナ、4236人)
キングス 25勝12敗
87―75(19―19,26―14,24―21,18―21)
川崎 20勝17敗

高さ生かす攻撃機能

 桶谷大HC(キングス)の話 前半は川崎の強固な守備に出だしの攻撃が悪くなったが、高さを生かした攻撃が機能して良かった。後半も川崎が勢いをつけて点を取られる場面があった。来週の天皇杯準決勝に向けて修正したい。