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本部、PK戦制し頂点 サッカー県中学U14大会 速いプレスで得点許さず


本部、PK戦制し頂点 サッカー県中学U14大会 速いプレスで得点許さず
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーのOFA第57回県中学(U―14)大会最終日は12日、県総合運動公園蹴球場で準決勝、決勝を行った。本部と神森の決勝は無得点のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に4―2で本部が優勝をつかんだ。1位の本部は九州大会(3月25、26日・沖縄)、2位の神森は九州大会サッカーネクスト(3月25、26日・長崎)に出場する。


 PK戦までもつれた決勝は、本部のGK城間徠音(らいと)が2本を防ぐ切れの良さで勝利を呼び込んだ。3人目を右飛び、4人目を左飛びでセーブ。「体の向きや重心を見て予測した」といずれもコースを完璧に読み切った。

決勝戦 本部ー神森 後半、左サイドからゴールを狙い、シュートを放つ本部の具志堅康汰(右)=12日、県総合運動公園蹴球場(大城三太撮影)
決勝戦 本部ー神森 後半、左サイドからゴールを狙い、シュートを放つ本部の具志堅康汰(右)=12日、県総合運動公園蹴球場(大城三太撮影)

 後半、DF陣がドリブルで抜き去られゴール前で決定機をつくられたが、1年生DF大橋怜真が「先輩たちのためにも優勝したかった」と間一髪で壁となり、危機を脱した。技術のある左サイドのFW具志堅康汰がドリブルから果敢にゴールを狙ったが得点にはつながらなかった。

 延長戦では両チームとも足をつる選手が続出するなど、暑さの中で体力の消耗戦となった。本部はラインを統率しセンターバックの中山波音(はおん)を中心に粘り強く守った。

 中盤で激しくボールを競り合ったMF松川颯空(そうや)主将は「他のチームにないプレスの速さがあった。シュートまで行けたのは良かったが、裏狙いのパスがなかなか通らなかった」と指摘し、3月の九州に向けてチームのさらなる底上げを誓った。

 (大城三太)

初優勝を喜ぶ本部中の選手たち
初優勝を喜ぶ本部中の選手たち