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テラス、追いつけず 香川銀行に24―40 日本ハンドボールリーグ 守備の強度落ち前半7連続失点 相手攻撃に対応できず【12日の試合】


テラス、追いつけず 香川銀行に24―40 日本ハンドボールリーグ 守備の強度落ち前半7連続失点 相手攻撃に対応できず【12日の試合】 ポスト位置からシュートを放つテラスの大樋歩希=12日、愛知県の名古屋金城ふ頭アリーナ(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは12日、愛知県の名古屋金城ふ頭アリーナで香川銀行と対戦し、24―40で敗れた。通算成績は2勝6敗1分け。順位は9位。

 前半、攻撃のミスなどから得点を取られて6点リードされた。そこから朴宣映や喜納歩菜を中心に得点を重ね2点差まで追い上げたが、直後に7連続失点を許して11―20で折り返した。 後半に入っても相手GKの好セーブなどでなかなか得点が伸びなかった。数的有利な時間を作るが点差を縮めることができず、逃げ切られた。香川銀行の伊波優里(浦添高―福岡大出)は無得点だった。

 テラスの次戦は18日午後2時、名護市の21世紀の森体育館でオムロンピンディーズと対戦する。


 6試合ぶりの白星を挙げた10日のHC名古屋戦に続きたかったテラスだが、前半の7連続失点が響き大敗した。前半から守備のミスなどから連続で点を奪われた。古巣対決となったGK三好彩夏が好セーブを見せる間に、朴宣映を中心に攻撃を組み立て、ポスト位置で大樋歩希、速攻から喜納歩菜が得点を決めて、2点差まで迫った。しかし相手の攻撃のターゲットを絞れず、さらに足が止まり守備の強度が落ちて、7連続で失点をした。

 後半に入っても相手の攻撃に対応できず、テラスの攻撃もなかなか決まらない。中央の相手守備の強度が上がり、なかなかシュートに持ち込めない。サイドから展開しても相手GKの好セーブで得点できなかった。点差が開いて、ボールを動かせずに相手守備を崩せず、シュートを打たされる場面も多かった。

 試合を通して、シュートの半分を相手GKに止められたのも大きかった。一方、ここ数試合で少なかった速攻は、20回近く展開を作れていた。東長濱秀作監督は「速攻の本数はつくれていたのは評価できる。あとはシュート成功の確率を上げていきたい」とホーム戦初勝利へ前を向いた。

 (屋嘉部長将)