パリ五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権20キロ競歩は18日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、男子は東京五輪銀メダルの池田向希(旭化成)が世界歴代3位の1時間16分51秒、女子は藤井菜々子(エディオン)が1時間27分59秒でともに2連覇した。それぞれ日本陸連の派遣設定記録を突破し、2大会連続の五輪代表に決まった。
男子の2位は51秒差で浜西諒(サンベルクス)、3位はさらに5秒差で古賀友太(大塚製薬)が入り、ともに派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破して初の五輪代表入りを確実とした。川野将虎(旭化成)が4位で、山西利和(愛知製鋼)は失格に終わった。
女子は岡田久美子(富士通)が2位、柳井綾音(立命大)が3位。派遣設定記録(1時間28分30秒)には届かなかった。
沖縄県勢は男子20キロ競歩に出場した知念凜斗(コザ高―九州共立大)が1時間28分20秒で36位だったが、県記録を更新した。渡口怜(北山高―山梨学院大)は1時間31分33秒で43位だった。U20女子10キロの喜瀬桜子(北山高)は54分10秒で36位だった。