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全日本社会人バスケ 沖縄ゼネラルグループ、躍進3位 終了間際に隙 1点差惜敗 延長2度、Vチーム苦しめる


全日本社会人バスケ 沖縄ゼネラルグループ、躍進3位 終了間際に隙 1点差惜敗 延長2度、Vチーム苦しめる 3位だった沖縄ゼネラルグループ=25日、岩手県(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 バスケットボールの第6回全日本社会人選手権大会は23~25日、岩手県の花巻市総合体育館で行われ、男子の沖縄ゼネラルグループ(九州1位)は準決勝でBLACK JACK(近畿4位)に84―85で惜敗し、3位だった。女子のすこやか薬局(九州2位)は1回戦でASA(近畿3位)に59―62で敗れた。

 2度目のオーバータイムの終了間際まで2点差で勝っていた沖縄ゼネラルグループ。「あそこでシュートを打たさなければ」(PF大城拓也)。3点弾を決められて84―85で逆転負けした。相手が決勝で勝利したこともあり、「勝っていれば優勝を狙えたかもしれない」と悔やんだ。

 それでも2年連続で九州王者として臨み、今年は前回の1回戦敗退を大きく上回る3位になった。チームのまとめ役で元Bリーガーの喜久山貴一は「優勝チームにここまでやれることを証明した」と自信を示した。

 家庭や仕事の都合でメンバーを欠く中、第4クオーターの追い上げに貢献した高山師門を中心に、全員が気力を振り絞った。全国と比較して上背がない分、守備で積極的に圧力をかけたり、リバウンドで体を張ったりした。2度のオーバータイムで80点台に抑えたことに喜久山は「守備で成長することができた」と納得した。

 週に1度の少ない練習ながら喜久山は「日頃の練習で準備したことをしっかり出せた」と誇った。来年へ向けて「3位以上であれば、もう優勝しか見えていない」と頂を見据えた。

 (古川峻)


【男子】

▽1回戦
沖縄ゼネラルグループ 90―70 ORIONS(千葉)

▽2回戦
沖縄ゼネラルグループ 72―60 SWOOPS(岐阜)

▽準々決勝
沖縄ゼネラルグループ 88―86 GROUSES.NET(富山)

▽準決勝
BLACK JACK(大阪) 85―84 沖縄ゼネラルグループ

【女子】

▽1回戦
ASA(大阪) 62―59 すこやか薬局