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荒川「調子上げていく」 オフに走り込み、体力強化 ダイキン女子ゴルフあす開幕 沖縄


荒川「調子上げていく」 オフに走り込み、体力強化 ダイキン女子ゴルフあす開幕 沖縄 練習ラウンドでバンカーショットを放つ荒川怜郁=27日、南城市の琉球ゴルフGC(古川峻撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 2024年の国内女子ゴルフツアー開幕戦、第37回ダイキンオーキッドレディストーナメントが29日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部で開幕する。大会に向けて27日、練習ラウンドが行われ、選手らは芝の状態などを確かめながらコースを回った。県勢は19年大会覇者の比嘉真美子や25大会連続出場の上原彩子ら13人が出場する。総勢108人が予選に臨み、決勝ラウンドを目指す。大会は3日まで。27日夜に関係者が集まり前夜祭が行われた。28日はプロアマ戦を開催する。優勝賞金は2160万円、賞金総額は1億2千万円。

 昨年のダイキンオーキッドは初日2位で好発進したが、決勝ラウンドで順位を落として31位で終えた荒川怜郁。後半まで体力が続かなかった課題を克服するため、シーズンオフは走り込みに精を出した。「あと一歩を何度も繰り返すのはゴルフと似ていた。ゴルフにつながってほしい」。プロ2年目の幕開けで蓄えた力を発揮する。

 プロ入りした昨季はトレーニング中にダンベルを落とし左足指を骨折するなど、順風満帆ではなかった。その時から体力面の課題があったといい、「くたくたで次の試合も考えられない状態だった」と振り返る。

 オフに毎月約60キロ弱を走り「今までで一番走った」。昨年大会は決勝ラウンドでギャラリーの多さにのまれたことも、順位を下げた要因に。最終日は悔しさと応援への感謝から号泣した。「(走ったことで)緊張しても今までより心拍数が下がるかもしれない」と狙いを話す。

 練習ラウンドは肩の力が抜けた様子で「良くも悪くもない。大会に向けてバッと調子を上げていく」と本番をイメージする。「地元の安心感の中でリラックスしてプレーしたい」。故郷の大舞台で飛躍を期す。

 (古川峻)