ダイキン女子ゴルフ、きょう開幕　国内ツアー初戦　女王山下ら挑む

　女子ゴルフの国内ツアー今季初戦、ダイキンオーキッドレディストーナメント（6595ヤード、パー72）の開幕を翌日に控えた28日、年間女王と賞金2億円超えを2年連続で達成した山下美夢有が会場となる南城市の琉球ゴルフ倶楽部で最終調整した。「年間女王の意識はない。一試合一試合、優勝を目指し、海外のメジャー大会でも成績を出したい」と気持ちを新たにスタートを切る。

　昨季は最多の5勝を挙げ、平均ストロークは史上最少の69・4322をマークするなど抜群の成績だった。
　ただ本人は1勝だけに終わった後半戦を「スイングの切れがなくなった」と反省。オフは体力アップのため走り込みに力を入れ「体は昨年より絞れ、筋肉量が増えた」と自信を膨らませている。

　パリ五輪出場権獲得、3年連続年間女王と狙う目標は多い。「3年連続はすごいと思うが、取るためには技術もレベルアップしないと」と意気込む22歳の女王。その第一歩は、昨年24位に終わったこの大会のリベンジから始まる。

　諸見里しのぶは「今日みたいな横風が吹くと難しくなる。例年よりラフが詰まっていて重さがあるのでティーショットがポイントになる」と本番に向けた感触を述べた。

　新垣比菜は「パットを安定させたい。昨年はグリーンを外した時にアプローチで1メートルちょっとに寄せてても外すことが多かったので、そこを決められるようにしたい」と今季開幕戦に向けて意気込んだ。