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沖縄出身「美ノ海」、初日は錦富士戦 きょう10日から大相撲春場所


沖縄出身「美ノ海」、初日は錦富士戦 きょう10日から大相撲春場所 美ノ海(資料写真)
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 大相撲春場所は10日にエディオンアリーナ大阪で始まる。26歳の新大関琴ノ若の活躍ぶりに注目が集まり、横綱照ノ富士は2場所連続10度目の優勝を目指す。場所前の調整が順調だった大関霧島を含め、優勝争いは混戦が予想される。

 9日は会場で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方らが出席。15日間の安全を祈願した。力士は参加せず、約350人の一般客が見守った。

 琴ノ若は大阪府松原市の佐渡ケ嶽部屋で稽古を行い「どの地位にいても変わらない。自分のやるべきことをやっていくだけ」と自然体。新大関の優勝は2006年夏場所の白鵬が最後となる。

 4大関は21年名古屋場所以来で、春場所の伊勢ノ海担当部長(元幕内北勝鬨)は「新大関がいるし、大勢のお客さんに喜んでもらえるだろう。いい内容の相撲を期待したい」と語った。入場券は完売し、15日間の「満員札止め」は確実な情勢。能登半島地震の被災者支援のため、先場所に続いて館内に募金箱が設置される。美ノ海は初日に錦富士と顔を合わせる。

(共同通信)