重量挙げの第68回全日本学生新人選手権大会が埼玉県のスポーツ総合センターで行われ、男子81キロ級で赤木力樹(興南高―法政大1年)がスナッチ110キロ、138キロのトータル248キロで優勝した。
女子55キロ級の岸良愛天音(嘉手納高―鈴鹿大1年)はスナッチ69キロ、ジャーク93キロのトータル162キロで頂点に立った。
同49キロ級の村山晴花(嘉手納高―鈴鹿大1年)はスナッチ46キロ、ジャーク56キロのトータル102キロで栄冠をつかんだ。
岸良、練習の成果発揮
女子55キロ級の岸良愛天音(嘉手納高―鈴鹿大1年)は練習の成果を発揮し全国初優勝をつかんだ。「1年最後の大会を優勝で締めくくることができた」と喜んだ。
大学入学時からスナッチでミスをしたことがなかったため、1本目の失敗で焦りが募った。スナッチは2位となったが、得意のジャークで挽回した。
「勝てる自信があった」とライバルでスナッチ1位の伊藤夢成よりも3キロ上回る重量を成功させ、逆転勝利した。
高校卒業時と比べてスナッチで12キロ増の72キロ、ジャークで18キロ増の95キロを練習で持ち上げるようになった。全日本学生個人選手権へ向け「仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して上位に食らいつきたい」と表彰台を目指す。
(古川峻)
【男子】
▽81キロ級 (1)赤木力樹(法政大)トータル248キロ(スナッチ110キロ、ジャーク138キロ)(3)砂川英斗(金沢学院大)230(103、127)
▽89キロ級 (8)與那覇紫元(金沢学院大)227(97、130)
▽102キロ級 オープン参加=上運天琉太(法政大)260(115、145)
【女子】
▽49キロ級 (1)村山晴花(鈴鹿大)102(46、56)
▽55キロ級 (1)岸良愛天音(鈴鹿大)162(69、93)(5)大湾りりか(九州国際大)125(57、68)