ジャパンリーグ(鷲﨑一誠代表)は11日、2023年11月から約1カ月間行われた野球の「ジャパンウインターリーグ(JWL)」の実績などを県庁で報告した。JWLには国内外から101人が参加し、独立リーグとの27人の契約が成立した。
沖縄での開催が2年目となった今回のJWLにはMLBやNPB、独立リーグなど36団体が選手を視察した。アメリカや韓国など10カ国から参加した31人の海外選手の中から9人の契約が成立した。鷲﨑代表は「多くの海外選手が沖縄に集まっているところが進歩した。JWLに参加したら日本でプロになれることが知られるようになった」と開催の意義を語った。
契約が成立した選手から石垣市出身の金城悠月(20)も会見に参加した。八重山商工高を卒業し、東京の大学で野球を続けていたが中退し、沖縄で仕事をしながら野球の練習をしていた。JWLに参加し、北海道の独立リーグ球団「KAMIKAWA・士別サムライブレイズ」に入団することとなった。「1カ月の期間でとてもレベルアップできた」と振り返り、「NPB入りを目指したい」と意気込んだ。大野倫GMは「けがなどでチャンスを逃した選手がまだまだ多くいる。そういった若者の夢を受け止める受け皿となっている。責任も大きくなるが、全力でエスコートしたい」と語った。今年もリーグを開催予定で、申し込みなどの情報は近日公開する。
(屋嘉部長将)