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FC琉球、引き分ける 相模原に0―0 光った守備陣、攻撃には課題 <J3リーグ>【17日の試合】


FC琉球、引き分ける 相模原に0―0 光った守備陣、攻撃には課題 <J3リーグ>【17日の試合】 相模原―琉球 ドリブルで攻め込むFC琉球のMF幸喜祐心(手前)=17日、神奈川県の相模原ギオンスタジアム(FC琉球OKINAWA提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 サッカーの明治安田J3第4節第2日の17日、FC琉球OKINAWAは神奈川県の相模原ギオンスタジアムでSC相模原と対戦し、0―0で引き分けた。1勝2分けで勝ち点は5。順位は8位のまま。

 前半は相模原のハイプレスに苦しみ、中盤でボールを失いカウンターで何度も窮地を招いた。攻撃でも突破口を見いだせず、なかなかシュートまで至らなかった。後半は互角の展開になり、互いに好機をつくった。だが最後までゴールを割ることができなかった。

 次戦は20日午後3時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでY.S.C.C.横浜(神奈川)と対戦する。

(1)ギオンス

相模原 2勝2分け(8)
 0―0(0―0,0―0)
琉球 1勝2分け(5)

▽観客 2341人


 一方、攻撃は相手の堅守に阻まれ、前半は見せ場をつくれなかった。テンポの良いパス回しでボールをつなごうとしたが、中盤で相手のハイプレスを受けてボールを奪われると、たびたびカウンター攻撃を受けた。シュートがポストにはじかれ、あわや得点されそうな場面も。日本代表歴があるGK六反勇治の好プレーに何度も助けられた。

 昨季リーグワーストの61失点を喫したFC琉球が、無失点で試合を終えた。相模原の得点源であるブルーノ・サントスを徹底的にマークし、仕事をさせなかった。守備陣の戻りも早く、昨季までガイナーレ鳥取で両センターバックを組んだ増谷幸祐と鈴木順也を中心に、相手の攻撃を防いだ。

 後半23分に庵原篤人らFW陣を投入すると前への推進力が増し、約33分にはDFが守備裏に抜けて好機を演出。前半と比べ互いに譲らない展開に持ち込んだ。だが最後まで決定機をものにすることはできず、無得点のまま試合を終えた。

 (古川峻)