有料

宮城(首里東)個人戦V 我那覇(中部商)2位 ボウリング全国高校選手権


宮城(首里東)個人戦V 我那覇(中部商)2位 ボウリング全国高校選手権 上位入賞した(左から)中部商の宮里比彩と我那覇怜、首里東の宮城快仁、沖縄尚学の與儀清悟、美里工の城間俐乃と普久原か子=20日、三重県の鈴鹿グランドボウル(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 ボウリングの第27回全国高校選手権大会が19、20の両日、三重県の鈴鹿グランドボウルで行われた。1人6ゲームの合計点を競う男子個人戦で宮城快仁(首里東2年)が1365点で優勝し、我那覇怜(中部商2年)は1359点で2位だった。

 男子団体戦で中部商(宮里比彩、我那覇)が2392点で4位。団体戦と個人戦を合わせた個人総合では男子の與儀清悟(沖縄尚学2年)が2611点で5位だった。

無欲に投げ 後半高得点

 昨年12月の全国高校対抗選手権大会で優勝するなど、これまでも全国の舞台で頂点に立ってきた宮城快仁(首里東2年)が、今大会の個人戦で栄冠をつかんだ。前回大会は個人戦、個人総合ともに5位だったため「昨年よりも成長できた。ほっとしている」と安心した様子だった。

 団体戦を終えた後に始まる個人戦。変化するレーンのオイルの状態と、自らの感覚をすりあわせ「自分の投げができた」。後半になるほど高得点を出し、個人戦初日の最後のゲームで今大会最高の276点をマークした。

 この1年間で気持ちの整え方が上手になり、調子が良い時は慢心せず、悪い時はネガティブに考えないようになってきた。「考え方が変わった。より集中して投げられるようになった」と話す。

 5月にNHK杯全日本選抜選手権、その後に県総体がある。優勝よりも楽しむことを重視しており、目標は定めていない。「勝ったから楽しいではなく、楽しいから勝てる」。ただひたすらに無欲で投げ込んでいく。

 (古川峻)


 【男子】
▽団体戦(2人チーム戦) (4)中部商(宮里比彩、我那覇怜)2392点
▽個人戦 (1)宮城快仁(首里東)1365(2)我那覇怜(中部商)1359(7)與儀清悟(沖縄尚学)1311
▽個人総合(個人、団体の計12ゲーム) (5)與儀2611(6)我那覇2597(8)宮城2592

 【女子】
▽団体戦 (8)美里工(城間俐乃、普久原か子)1542点