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キングスU15準優勝 堅守も3点弾抑えられず Bリーグ U―15CS


キングスU15準優勝 堅守も3点弾抑えられず Bリーグ U―15CS 琉球ゴールデンキングスU15の選手ら(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 バスケットボールのBリーグU15チャンピオンシップが3月27~31日、東京都の東京体育館で行われ、琉球ゴールデンキングスU15は決勝で横浜ビー・コルセアーズU15と対戦し、55―58で惜しくも敗れ、準優勝だった。ベスト5にキングスU15から越圭司と宮里俊佑が選ばれた。

決勝でチーム最多の23得点を挙げたキングスU15の宮里俊佑(Bリーグ提供)

 初優勝を狙ったキングスU15だったが、最終盤で横浜BCU15のエースの3点弾が連続で決まってしまい、逆転で優勝を逃した。

 前半から平均身長で上回る横浜BCに劣勢を強いられるが、キングスは堅守で対抗する。インサイドは奥間翔と友寄快星が体を張って押さえ込む。相手のリバウンドからの速攻もチームで素早く守備を立て直し、得点を止めた。

 第3クオーター(Q)に入ると相手のインサイドの要をファウルトラブルに追い込み、インサイドで優位に立つとパス回しなどから相手を崩し、得点を奪った。第4Qに9点リードで入ったが、相手エースに2連続で3点弾を決められ、流れが傾き始める。さらにその選手に4連続3点弾を決められ、逆転を許してしまう。

 キングスは越圭司が落ち着いてゲームメーク。残り1分25秒で3点差まで追い上げたが、最後は守りに徹した相手に逃げ切られた。

 ベスト5に選ばれた越や宮里俊佑ら、本年度から3年生となる選手も残る。末広朋也キングスU15コーチは「新チームでは、超高速バスケに磨きをかけて披露できるように頑張りたい」と展望する。

 準々決勝では大会3連覇中の名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15を破り、チームとしては過去最高位を塗り替えるなど確かな成長を見せた。宮里は「目標としていた優勝にはあと一歩届かなかったが、3年生(新・高校1年生)の皆さんと最後まで一緒にプレーができてとても幸せでした」と先輩たちへ感謝を述べ、頂点に向け前を見据えた。

(屋嘉部長将)


▽予選リーググループA
琉球ゴールデンキングスU15 63―37 トライフープ岡山U15
琉球ゴールデンキングスU15 107―24 アルティーリ千葉U15
琉球ゴールデンキングスU15 93―42 京都ハンナリーズU15
▽同順位 (1)琉球ゴールデンキングスU15 3勝

▽決勝トーナメント1回戦
琉球ゴールデンキングスU15 55―45 佐賀バルーナーズU15

▽同準々決勝
琉球ゴールデンキングスU15 71―53 名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15

▽同準決勝
琉球ゴールデンキングスU15 61―46 ベルテックス静岡U15

▽同決勝
横浜ビー・コルセアーズU15
 58―55(7―9,18―17,9―17,24―12)
琉球ゴールデンキングスU15