サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは14日、東京都の武蔵野陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦し、1―1で引き分けた。3勝3分けで勝ち点は12。順位は2位。
前半は優位に試合を進めて攻め続けた。40分にゴールエリア内右45度の位置から青戸翔が強烈なシュートを突き刺し、先制点を決めて1―0で折り返した。後半は何度も攻められる展開が続き、33分には左コーナーキックからのゴール前の混戦で押し込まれ同点に追い付かれた。
次戦は29日午後1時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで栃木シティと対戦する。
後半に守備が崩れた。複数失点があってもおかしくなく、何とか引き分けで耐えた。序盤は早めのプレスという意識を共有し、ボールを持った相手選手を囲み、すぐにつぶしにかかった。ゴール前の混戦では体を寄せて冷静に守った。
しかし、途中出場した元FC琉球の阿部拓馬を起点にした攻撃などで攻められ続け、ゴール前の密集状態から押し込まれた。なおも勢い付く相手に攻められたが、GK花田力が1対1の場面でも奮闘。ファインセーブを連発し、追加点を許さなかった。
中央に入れられた球をDFがトラップしている隙を狙われ、危ない場面を招くなど、最後の最後まで攻められる展開だった。90分間通した安定感が課題となった。
攻撃面では、縦へのスルーパスを積極的に狙った推進力のあるパスワークが、得点の道筋をつくるきっかけとなっている。
小野木玲監督は「今日は1得点で終わってはいけない試合。こういう展開で追加点を取れないということは、まだまだ質が足りない」と攻撃面での課題も指摘した。
(大城三太)
横河武蔵野(8)
1―1(0―1,1―0)
沖縄SV(12)