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田場・新里組、男子初V バドミントン県総合ダブルス


田場・新里組、男子初V バドミントン県総合ダブルス 男子ダブルス決勝 力強いスマッシュを決める新里智司(左)と田場盛吾ペア=5日、糸満市の西崎総合体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 バドミントンの第65回県総合ダブルス選手権大会が4、5の両日、西崎総合体育館などで行われ、男子決勝は田場盛吾・新里智司組(琉球ブルファイツ)が大城真吾・森屋隆成組(同)に2―1で競り勝ち、初優勝を飾った。女子決勝は與儀美羽・大城美思組(金武地区消防・グリーンスマッシュ)が2―0のストレートで眞鶴三愛・桑江亜美組(普天間高)を倒し、2連覇した。

低めラリーで引き離す 監督期待のいとこペア

 昨年からいとこ同士でペアを組む琉球ブルファイツの田場盛吾と新里智司。選手兼監督の大城真吾から「エースダブルスになってほしい」と期待を受け、3月の県選抜選手権に続き、今大会でも初優勝した。大城・森屋隆成を退け、田場は「王者として負けられなかった」とうなずいた。

 第2ゲームで2人の呼吸が乱れた。足がつった森屋を左右に動かそうとすると、かえって慣れないプレーになった。ポジショニングが合わず、2ゲーム目を失う。田場は「相手のプレーに合わせてしまった」と反省した。

 第3ゲームで「ラリーからやり直そう」と修正した。相手の強打を防ぐ低めのラリーに徹し、14―7まで引き離す。終盤に大城の好プレーで追い上げられたが、そのまま逃げ切った。新里は「内容はどうあれ、耐えて結果を残せたことが良かった」と安堵(あんど)した。

 県内の猛者が集う琉球ブルファイツ。県大会の決勝では同じチーム同士の対戦が珍しくない。チームとしての目標は全日本実業団選手権でベスト32に入ることだ。新里は「第1ダブルスとして勝って勢いを付けたい」と意欲を燃やす。同級生の若手ペアがチームを引っ張っていく。

(古川峻)

與儀・大城 女子連覇 落ち着いてラリー制す

女子ダブルスで優勝した、與儀美羽(左)と大城美思ペア

 女子決勝は大城美思・與儀美羽が高校生ペアに2―0で快勝し、2連覇を果たした。與儀は「一般が高校生に負ける訳にはいかなかった。勝ってほっとしている」と喜んだ。

 今大会は初戦から調子が必ずしも良くなかった。決勝も持ち味の攻撃的なプレーができず、ミスもあった。それでも「慌てることはなかった」と大城。落ち付いてラリーを制しストレート勝ちした。與儀は「もっと得点を抑えたかった」と反省を口にした。

 6月の県内選考を勝ち抜き、国体出場を目指す。大城は「相手が強くても自分たちの攻めるプレーができるようになりたい。まずはミスをなくすようにしたい」と力を込めた。

(古川峻)


【男子】

▽準々決勝

田場盛吾・新里智司(琉球ブルファイツ) 2―0 宮城龍人・下地悠也(Flugels・トニーズ)

奥本克真・田中凌平(CUSTOMS沖縄・Flugels) 2―1 西平工・松田直太(琉球ブルファイツ・アクセルエンターメディア)

大城真吾・森屋隆成(琉球ブルファイツ) 2―0 廣橋諒人・片桐悠輔(琉球ブルファイツ・北翔大OB)

金城智大・西平賢矢(琉球ブルファイツ) 2―0 宮里要二・金城裕大(Flugels)

▽準決勝

田場・新里 2―0 奥本・田中

大城・森屋 2―1 金城・西平

▽決勝

田場・新里
 2―1(21―16,20―22,21―16)
大城・森屋

【女子】

▽準々決勝

大城美思・與儀美羽(グリーンスマッシュ・金武地区消防) 2―0 赤嶺ゆかり・砂川侑里美(中部徳洲会病院・木曜会)

西平静・吉永奈津美(オリオンスポーツ) 2―0 多和田穂乃花・島袋いおり(普天間高)

長嶺愛心・新垣萌音(糸満高) 2―0 照屋結梨奈・古波藏奈琉(コザ高)

眞鶴三愛・桑江亜美(普天間高) 2―0 島袋麟・石川結(那覇高)

▽準決勝

大城・與儀 2―0 西平・吉永

眞鶴・桑江 2―1 長嶺・新垣

▽決勝

大城・與儀
 2―0(21―14,21―17)
眞鶴・桑江