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和宇慶一騎、5戦全勝 仕事と競技両立 全日本体重別相撲


和宇慶一騎、5戦全勝 仕事と競技両立 全日本体重別相撲 土俵際で持ちこたえた後、長い手で相手のまわしを取って土を付けた和宇慶一騎(右)=12日、東京都(鴫原利芳氏提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 相撲の第3回全日本個人体重別選手権大会は12日、東京都の靖国神社相撲場で行われ、男子シニア軽量級で和宇慶一騎(県警)が総当たり戦で5戦全勝し、優勝した。女子ジュニア重量級の島袋心海(伊江中―鳥取城北高)は3勝2敗で3位。男子ジュニア中量級は山城咲武斗(中部農林高)が1勝3敗で4位だった。和宇慶は9月にポーランドで開催される世界選手権の出場権を得た。

県警3年目、得意の上手取る 世界選手権の出場権獲得

 出場者の大半を占める大学生と比べ、県警3年目の和宇慶一騎は稽古量が圧倒的に不足していた。だが、184センチの上背と長いリーチを生かして得意な上手を取り、リーグ5戦全勝。「まさか勝てると思わなかった。奇跡に近い」と自らも驚いた。

 2戦目が肝だった。昨年覇者で世界選手権3位の奥知久(日体大)に懐に入られたものの、左上手を取ると「自然に足が出ていた」と足を引っかけて河津掛け。その勢いで後の3戦も勝利した。「稽古量が少ない分、かえって緊張せず体が自然に動いた」と声を弾ませた。

 県警3年目で少しずつ競技との両立ができるようになり、昨年の日本実業団選手権を制覇した。休日出勤など勤務体制が不規則になりがちな職場ながら、県警相撲部や母校の中部農林で後輩らに胸を貸して力を付けている。

 世界大会は14年前の高校時代以来となる。開催地はくしくも同じポーランド。その時は準優勝だった。76キロ。31歳は優勝を目指し「勤務の日程管理の仕方が分かってきた。まずは体重を増やしたい」と気力をみなぎらせた。

 (古川峻)


【男子】
▽シニア軽量級
和宇慶一騎(県警) うっちゃり 田中(長浜養護学校)
和宇慶 かわづがけ 奥(日体大)
和宇慶 うわてなげ 吉田(九州情報大)
和宇慶 うわてだしなげ 廣瀬(豊田自動織機)
和宇慶 かわづがけ 村山(愛知学院大)
 同順位 (1)和宇慶5勝

▽ジュニア中量級
永松(宇佐産業科学高)おしたおし山城咲武斗(中部農林高)
三ツ橋(鳥取城北高)したてなげ山城
吉田(報徳学園)うわてなげ山城
山城 よりきり 永露(希望が丘高)
▽同順位 (4)山城1勝3敗

【女子】
▽ジュニア重量級
島袋心海(鳥取城北高) よりたおし 今井(取手第一中)
後藤(鳥取城北高) つきおとし 島袋
島袋 うわてなげ 石川(鳥取城北高)
島袋 よりきり 楠田(鳥取市立西中)
阿部(金沢学院大付属高) よりたおし 島袋
▽同順位 (3)島袋3勝2敗