プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)のセミファイナル(準決勝、2戦先勝方式)が18日、行われる。琉球ゴールデンキングス(西地区2位)はホームの沖縄アリーナにワイルドカード下位から勝ち上がってきた千葉ジェッツ(東地区3位)を迎え、ファイナル(決勝)の舞台をかけて対戦する。17日、キングスはオンライン会見を行い、参加したヴィック・ロー、岸本隆一、桶谷大HCが千葉J戦への意気込みを語った。
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古巣との対決となるローは千葉Jの3点弾と速いペースでの試合展開を警戒する。特に日本代表でもある富樫勇樹について「とても素晴らしい選手」としながら、「彼とマッチアップする時に何かを意識することよりも、その瞬間、瞬間でハードにプレーし、HCの掲げるプランを遂行できるかが鍵になる」と言う。そして「自分自身、チームメートにとても自信を持っている。自分たちが自信を持って試合に臨んでいく」と力を込める。
13日のアルバルク東京との第3戦で負傷した今村佳太の状態については「話せない」と語った桶谷HCだが、それでも「試合ごとにヒーローが出てくるのがキングスのいいところ。(相手に)的を絞らせず、試合ごとのヒーローが出てくるようにしていきたい」と展望した。さらに「勝つチームの持つ一体感を会場全体で出せる場所は沖縄アリーナが一番。僕たちは日本一のファンに後押しをしてもらえる」とホーム開催の意義も強調した。
千葉Jにはレギュラーシーズンで2勝したものの、3月の天皇杯決勝ではミスも重なり歴史的大敗を喫した。岸本は「攻撃でミスすると流れを持っていかれるのでミスには気をつけたい。ただ、ミスは起こることなのでその後に自分たちでカバーできるかもポイントになる」とみる。「何が起こってもパニックにならず、冷静に対処し、逆に自分たちがアドバンテージを取っていくことで結果はついてくる」と気を引き締めた。
試合は18、19日とも午後4時5分開始。1勝1敗でならんだ場合、21日午後7時5分に第3戦を行う。
(屋嘉部長将)
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