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沖縄SV、7位後退 後半2点の猛攻届かず 枚方に2―3 サッカーJFL


沖縄SV、7位後退 後半2点の猛攻届かず 枚方に2―3 サッカーJFL 沖縄SV―枚方 後半、GKの股を抜くシュートで2点目を決める沖縄SVの有田朱里(右)=23日、南風原町黄金森公園陸上競技場(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは23日、南風原町黄金森公園陸上競技場で、FCティアモ枚方(大阪)と対戦し、2―3で敗れた。5勝4敗4分けで勝ち点19のままで順位を7位へ下げた。

 前半はボールを支配する時間が長く、シュート数も多かったが無得点。逆に43分に得点を許し、0―1で折り返した。後半3分、有田朱里が同点弾を決めたが、8分、22分に連続失点。29分に有田が再び得点するも追い付けなかった。

 次戦は29日、ミネベアミツミFC(宮崎)と延岡市西階総合運動公園陸上競技場で戦う。

 順位を7位まで下げた。4月29日の栃木シティ戦で初黒星を喫してから、5月は敗戦3とチームに停滞感と陰りが立ち込めている。

 内容で勝っても得点に結びつかなかった前半の出来が勝敗を分けた。ほとんどの時間でボールを支配し、シュートは相手の3倍以上の10本を放った。右の山田涼太、池髙暢希、左の安在和樹、小田垣旋が両サイドからクロスを放って何度もゴールに迫ったが、ゴールラインを割ることはできなかった。逆に少ないチャンスをものにされ、0―1のビハインドで折り返した。

 後半は有田朱里が2得点と気を吐いたが、同時に2失点し、終盤の猛攻も同点には届かなかった。前半の決定的場面で決められなかった有田は「詰めの甘さがこういう結果につながった」と悔やんだ。

 20分過ぎにPKかと思われた場面があり、選手が抗議するも判定は変わらず。その直後の3失点目は浮ついた態勢を突かれ、ミスも絡んでの失点だった。

 DF藤﨑将汰は「熱い気持ちで試合に臨めているか、『つもり』になっていないか、もう一度一人一人が問い直さないといけない」と危機感を示した。

 (大城三太)


 ティアモ枚方(25)
  3―2(1―0,2―2)
 沖縄SV(19)

あっさり失点

 小野木玲監督(沖縄SV)の話 非常に悔しい。あまりにもあっさり失点してしまった。未熟で力が足りない。足が止まってしまう瞬間をつくらないようにしないといけない。攻めでは一つ、二つ余計なプレーが入り、スピード感が足りなかった。勝負に懸ける思いも足りなかった。

少ない好機決めた

 二川孝広監督(枚方)の話 前半はSVの圧力、こちらの中盤でのミスもあり、ピンチが多かったが、少ないチャンスを決めることができた。後半はプレスを継続しつつ、押し込まれても、奪ってからのカウンターを狙っていた。最後は選手が体を張って守ってくれた。