【ブダペスト共同】都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦第3日は22日、ブダペストで行われ、スポーツクライミング女子複合は東京五輪銀メダルの野中生萌が準決勝3位で8人による決勝に進出し、2大会連続の五輪出場を確実とした。伊藤ふたば(デンソー岩手)は10位で出場権を獲得できなかった。
スケートボードのストリート準決勝で女子は15歳の赤間凜音が4位となって8人で争う決勝に進み、初代表が確定。織田夢海(サンリオ)は2位、伊藤美優は3位、吉沢恋(ACT SB STORE)は5位、中山楓奈(ムラサキスポーツ)は7位で通過したが、東京五輪女王の西矢椛(サンリオ)は15位で落選して五輪の切符を逃した。男子は14歳の小野寺吟雲が2位で決勝に進み、初の代表入りを決めた。
ブレイキンは女子の福島あゆみ(ダンサー名・AYUMI)湯浅亜実(AMI)津波古梨心(RIKO)ら、男子の大能寛飛(HIRO10)らが予選を突破した。
スポーツクライミングのスピードで男子の安川潤(早大)は決勝トーナメント1回戦で敗退。日本は同種目で男女とも五輪出場権を逃した。
津波古は圧勝 全審判員支持
ブレイキン女子は上海大会で福島が1位、湯浅が2位、津波古梨心(RIKO)が3位と表彰台を独占。日本の五輪出場枠は最大2で、今大会も3人とも予選を通過した。
ベスト16入りを懸けた試合で福島、湯浅、津波古はともに2―0。津波古は審判員の9人全てに2ラウンドとも支持される圧勝だった。