パリ五輪のサッカー男子日本代表に選出されたGK野澤大志ブランドン(宜野湾中―第一学院高出、FC東京)が喜びの声を上げた。野澤は小学3年生から宜野湾市の長田ドラゴンFCでプレー。FC琉球U―15、FC東京U―18を経て、2020年にFC東京のトップチームに加入した。今季もJ1で力を発揮している。県出身で初の五輪代表選手が生まれ、県内関係者らも喜びと期待の声が上がった。
パリ五輪のサッカー男子日本代表メンバーに選ばれた野澤の会見での一問一答は次の通り。
―目標と意気込みを。
「優勝を目標に、アジアチャンピオンとして出場する。自分としてはキーパーとして2人、3人分の力を発揮しエネルギッシュに戦う。もちろん優勝を目指したい」
―ほかの大会と五輪の違いは。
「日本サッカーの歴史を変える大きな大会で、多くの人も注目している重要な大会だと思う」
―アジア・カップも含め振り返って思うことは。
「自分の進むべき道は見失わず、その瞬間、瞬間で学ぶこと、修正しなくてはいけないことをしっかり考えながら歩んで来た。それは今回の五輪でも一緒と思っている」
―同時に選出されたGK小久保玲央ブライアンとの競争もある。一方でチームが勝つためにやっていくべきことは。
「チームで戦う以上、自分が出る、出ないに関わらず、どんな状況であってもチームの勝利のために何ができるかを考えて取り組んでいきたい」
―かつて在籍した岩手のチーム(いわてグルージャ盛岡)から学んだことは何か。
「盛岡では本当に濃い時間を過ごした。ほとんどが苦しい時間だったと思うが、人としてかなり成長したと思う。岩手に行って良かったと思う」
―地元の沖縄で応援しているたくさんの人へ伝えたいことは。
「見てくれて、見られていることを意識している。オリンピックでは、特に沖縄でスポーツしている子どもたちに夢、希望、勇気を与えられたらと思っている」