女子個人で2位に輝いた興南の仲間美咲（提供）
大城 三太 弓道個人女子の仲間美咲（興南2年）は、「深く考え過ぎないよう、伸び伸び弓を引こうと意識していた」と平常心を貫き、2位を射止めた。予選12射中11中と驚異の的中率で決勝へ。決勝は射詰で4連続的中。大分代表の選手と二人だけが残り、さらに小さい24センチの的で勝負した。「こんなに小さい的で練習する機会はなかった」と驚く小ささで、1射目で明暗が分かれた。
競技を始めて1年ちょっとだが、「弓を引くときのフォームを大事に、試行錯誤しながらアップデートしていくのが楽しい」と成長を遂げている。大村明広監督は「よくやってくれた。弓を引いて矢を離す瞬間のキレがいい。向上心が強い努力家だ」とたたえた。
仲間は「全国では緊張するかもしれないが、普段通り当てられるように前向き思考でいきたい」と揺るぎない集中力を武器に挑む。
（大城三太）
（大分県レゾナック武道スポーツセンター）
【男子】
▽個人予選（12射） 松山琉駒（首里）10中＝決勝進出 冨名腰朝成（同）7中 松本善樹（興南）7中 金城拓実（同）5中 照屋功（首里）4中
▽同決勝 （8）松山2中
▽団体予選（40射） （13）興南16中（16）小禄14中
【女子】
▽個人予選（12射） 新崎明生（浦添）4中 宮里恵加（興南）6中 上原綾音（小禄）5中 仲間美咲（興南）11中 伊佐優衣香（同）7中
▽同決勝 （2）仲間4中
▽団体予選（40射） （6）興南22中＝決勝進出（12）小禄18中
▽同決勝トーナメント1回戦
鹿島（佐賀） 15―11 興南
