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エナジック(女子団体の部)初優勝 ゴルフ高校九州沖縄大会


エナジック(女子団体の部)初優勝 ゴルフ高校九州沖縄大会 優勝したエナジックの(後列左から)新垣くらら、仲村梓、片岡彩実里、徳重藍、(前列左から)宮野絆央、関華(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ゴルフの全国高校選手権大会九州沖縄大会は7月11、12の両日、福岡県の玄海ゴルフクラブで行われ、女子団体の部(6514ヤード、パー72)でエナジックが初優勝を果たした。各校4人が出場し、上位3人の合計ストローク数で競った。初日は新垣くらら、仲村梓、片岡彩実里、徳重藍が出場、最終日は徳重に替わって宮野絆央が出場した。2日間で通算426の成績で、2位の日章学園(宮崎)の連覇を阻止した。同校女子は8月に栃木県で開催される全国高校選手権大会への出場権を獲得した。宮城柚(読谷中出)が所属する第一薬科大付(福岡)は434の4位で、同じく出場権を獲得した。男子の部(6927ヤード、パー72)のエナジック(塚原大雅、呉屋陽星、山本龍之介)は通算454で6位だった。

連覇狙う宮崎に逆転 片岡、フォーム修正実る

 上位3人のスコアで競う団体戦。女子エナジックは連覇を狙う日章学園(宮崎)を逆転で破って団体初の頂点に立った。片岡彩実里(1年)はフォーム修正の努力が結実し、チーム最高成績の4アンダーで勝利を引き寄せた。片岡は「勝てるか不安だったので素直にうれしい」と満足げだった。

 大会前日の練習ラウンドは球が左右にぶれた。スイング動画を確認すると、トップの位置が右にずれていると判明。バックスイングの際の重心を見直した。

 迎えた初日は2バーディーでイーブンパー。チーム成績は日章に5打差だった。「パットがよくない」と、ホテルに帰ってからもパターの練習を怠らなかった。

 最終日は「ティーショットからよかった」と、この日最初の一打から修正と練習の手応えを感じた。パターも体と球との距離が近すぎた前日から改善し、4バーディーの結果を残した。チームは1打差で日章を勝ち越した。

 宮崎出身で、進学先は日章と迷った末に練習環境のよさを決め手にエナジックに進学した。「(日章には)絶対に負けたくなかった」と、自分の選んだ道でつかんだ勝利をかみしめた。

 (名波一樹)


 【男子】

▽団体の部 (1)沖学園(福岡)412(201、211)(6)エナジック(塚原大雅、呉屋陽星、山本龍之介)454(221、233)

 【女子】

▽団体の部 (1)エナジック(新垣くらら、仲村梓、片岡彩実里、徳重藍、宮野絆央)426(216、210)