伝統空手の発展・継承と武道を通じての国際交流を目的とした「第9回世界武道祭」が23~27日に那覇市の沖縄県立武道館で行われる。実行委員会の山城勝也委員長ら6人が18日、琉球新報社を訪れ、開催をPRした。
世界武道祭は沖縄伝統空手を正しく保存・継承することを目的に、4年に一度開かれている。世界各地から集まった高段者による実技指導などが行われるほか、最終日には「サヨナラパーティー」が予定されていて、各国の空手愛好家が親睦を深める。日本を含む世界約40カ国から700人の参加を予定している。
国際沖縄剛柔流空手道連盟のアーニー・モレニュー英国支部長は、剛柔流の開祖である宮城長順(1888~1953)の功績に触れ「(私たちは)宮城先生の直系の弟子から学ぶことができた。今度は下の世代に伝えることがわれわれの責務だ。みんなで稽古し、上達し合えれば」と武道祭へ懸ける熱い思いを語った。
(渡真利優人)