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首里、全勝で決勝T進出 予選L危なげなく通過 北部九州総体・なぎなた


首里、全勝で決勝T進出 予選L危なげなく通過 北部九州総体・なぎなた 団体試合予選リーグ 首里―比治山女子 面を決める首里の次鋒・宮平奈沙(右)=27日、大分県のレゾナック武道スポーツセンター(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体第1日は27日、九州各県で行われた。なぎなた団体で3連覇を狙う首里は、予選リーグを2戦全勝とし、決勝トーナメントに進出した。


 団体予選リーグを危なげなく通過し、決勝トーナメント進出を決めた首里。試合では、相手に流れを渡すことはなかった。

 中でも宮平奈沙(2年)は序盤からチームを勢いづけた。1回戦は先鋒(せんぽう)として出場。「緊張して体はがちがちだった」と語るも、果敢に攻め入った。距離を見計らいながら隙を見つけると、正面に入り込み面を取った。

 次鋒で出場した2回戦は開始直後から接近戦となった。試合再開の直後、一気に前へ踏み込み面を取った。「一本試しに打った時に、自分の中心に入りやすく得意な相手だと分かった。チームに流れを引き寄せることができてうれしい」とうなずいた。一方で、連続打突はうまくできなかったといい「チームにもっと貢献したい」と決勝トーナメントに向けて意欲を見せた。

 無理に攻めず、一本を取りに行けると思った人でつなぐのが首里のスタイル。栄野川美羽主将は予選を振り返って「絶好の場面で一本を逃してしまうことがあり、試合内容には納得していない。決勝では全力を出せるようにする」と結束力を高めて挑む。

 (渡真利優人)