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1年生名城(沖尚)奮闘 女子個人57キロ級 北部九州総体・柔道


1年生名城(沖尚)奮闘 女子個人57キロ級 北部九州総体・柔道 女子個人57キロ級2回戦 組み手争いをする沖縄尚学の名城優瞳(左)(ジャン松元撮影)
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 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は13日、九州各県で行われた。大分県で行われた柔道では、女子48キロ級の大山瑠月(沖縄尚学)は1回戦で桃園愛芽(神奈川)と対戦したが、合わせ技で敗れた。52キロ級の石川絢弥千(那覇西)は1回戦で堀川祐里(新潟)を合わせ技で下したが、2回戦で対戦した東口心彩(大阪)に反則負けした。57キロ級の名城優瞳(沖縄尚学)は1回戦で清水優花(鳥取)を背負い投げで下したが、2回戦で三木にこ(静岡)に縦四方固めで敗れた。


 柔道女子個人試合57キロ級で、沖縄尚学1年の名城優瞳が2回戦まで勝ち進んだが、惜しくも敗れ、3回戦に届かなかった。

 1回戦は清水(鳥取)から技ありを奪った後、鮮やかな背負い投げを決めて勝利。2回戦の三木(静岡)は「密着しても離れても技を掛けてくる」と分析し、先に組んで背負い投げで攻めようと作戦を立てた。

 組み手争いが始まると、相手はかたくなに腕を伸ばし、名城に主導権を渡さない。離されては引きつけられ、矢継ぎ早に技を仕掛けられた。

 名城は数回、寝技に持ち込まれたが、そのたびにブリッジで懸命に逃れた。最後は縦四方固めで抑え込まれ、敗北を告げるブザーが会場に鳴り響いた。

 小学1年で始めた柔道だが、全国のレベルの高さは名城を奮い立たせる良い機会となった。今後について「組み手を強化して、得意の背負い投げの技を磨きたい」と瞳を輝かせた。

 (ジャン松元)


 (大分県レゾナック武道SC)

▽女子48キロ級1回戦桃園愛芽(神奈川・桐蔭学園)合わせ技大山瑠月(沖縄尚学)

▽同52キロ級1回戦石川絢弥千(那覇西)合わせ技堀川祐里(新潟・新潟第一)

▽同2回戦東口心彩(大阪・常翔学園)反則勝ち石川絢弥千(那覇西)

▽同57キロ級1回戦名城優瞳(沖縄尚学)背負い投げ清水優花(鳥取・八頭)

▽同2回戦三木にこ(静岡・浜松西)縦四方固め名城優瞳(沖縄尚学)