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喜久里(那覇国際)8位 女子三段跳 「終われない」 国スポ、U18で雪辱へ 北部九州総体・陸上


喜久里(那覇国際)8位 女子三段跳 「終われない」 国スポ、U18で雪辱へ 北部九州総体・陸上 女子三段跳び決勝 12メートル20を跳び、8位入賞した喜久里彩吹(那覇国際)=8月1日、福岡県の東平尾公園博多の森陸上競技場(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は1日、九州各県で行われた。陸上では女子三段跳び決勝で喜久里彩吹(那覇国際)が12メートル20を跳んで8位入賞した。男子円盤投げ決勝では奥間政和(那覇西)が10位、男子3000メートル障害では島袋翔(北山)が16位に入った。

 女子三段跳びで3位以内を目指していた喜久里彩吹(那覇国際3年)。全国総体の重圧からか、思った以上に体の疲れが抜けず、12メートル20で8位だった。「決勝の後半3本に行けたのは良かったが、悔しさしかない」と言葉少なだった。

 この日、出場予定だった100メートル障害も欠場し、三段跳びに懸けた。県大会などでは連戦でも大丈夫だったが、全国総体では勝手が違い、7月30日の走り幅跳びの疲れが抜け切れていなかった。それでも1本目に「最低限、ここから上げないといけない」という12メートル20を跳んだ。いつもは跳ぶ本数を重ねると「いけいけになる」が、体の重さを最後まで感じていた。助走も思うように走れず、ジャンプ後も長い滞空時間をつくれない。助走、踏み切り、空中動作のタイミングがかみ合わず、飛距離は最後まで伸びなかった。

 1年生で全国7位となったが、2年生はけがの影響で予選落ちも経験した。「いろいろな人に支えられてここまで来た」と3年生での8位入賞を誇った。

 受験勉強のため、今大会で競技を離れる予定だったが、国スポへの出場へ申し込みをし、U18大会への出場も決めた。「まだまだ、このままじゃ終われない。優勝したいです」。悔しさをラストジャンプまでに晴らすことを誓う。

(屋嘉部長将)


(福岡県博多の森陸上競技場)

▽3000メートル障害決勝 (16)島袋翔(北山) 9分38秒40

▽走り高跳び予選

 「1組」 (12)仲井真昇栄(中部商) 1メートル96=落選

▽円盤投げ予選

 「1組」 (5)奥間政和(那覇西) 46メートル10=決勝進出

 「2組」 (9)外間勝結(与勝) 44メートル05=落選

▽同決勝 (10)奥間政和(那覇西) 45メートル01

▽100メートル障害予選

 「6組」 喜久里彩吹(那覇国際)=欠場

▽三段跳び決勝 (8)喜久里彩吹(那覇国際) 12メートル20