【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は2日、九州各県で行われた。バレーボール男子の西原は決勝トーナメント初戦で、松本国際(長野)に0―2のストレート負けを喫した。
決勝トーナメント初戦に臨んだ西原は序盤から松本国際(長野)のサーブに苦しめられた。慣れない高回転のジャンプサーブでコースを突かれ、レシーブが乱れて攻撃にバリエーションを欠き、2回戦進出はならなかった。
長身セッターの親泊悠真(3年)から與座有恭(2年)のクイックにつなげるなど追いすがる場面もあった。しかし、要所でサーブミスなどが目立ち、リズムに乗れないまま第1セットを奪われた。親泊は「相手の流れに飲まれてしまった」と振り返る。
第2セット、西原らしい全員バレーはなりを潜め、エースの大松悠樹(3年)にボールを集めるもリードは奪えず中盤に。「流れを呼び込むためにも決めてやろうと思った」と親泊がツーアタックで打ち合いを制したが、流れは変えられず、0―2のストレートで試合を落とした。
大松主将は「リズムがつくれず、自分たちのバレーができなかった」とうつむく。親泊は「もっとエースに気持ちよく打たせてやりたかった。チームのコミュニケーション力をもっと上げていきたい」と改善点を上げる。メンバー全員が春高バレーを集大成と位置づける西原は早くも雪辱を誓った。
(高辻浩之)
(大分県ダイハツ九州アリーナほか)
▽男子決勝トーナメント1回戦
松本国際(長野)
2―0(25―18,25―21)
西原