【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は4日、九州各県で行われた。バスケットボールは男女1回戦が行われた。
大分県代表の柳ヶ浦は部員約40人のうち11人が沖縄県出身だ。チームを率いる中村誠監督、石川丈アシスタントコーチも沖縄県出身と、沖縄色が濃い。天理(奈良)との1回戦は古謝脩斗(古堅中出)、儀間クリスチャン(港川中出)、大城偉月(古蔵中出)が出場し、94―50で大勝した。
古謝は166センチと小柄ながら、200センチ超の留学生や190センチの儀間らにパスを供給する司令塔として躍動。隙を見て放つ3点シュートやドライブも相手に脅威を与えた。
興南出身の中村監督は「沖縄のうまい子は興南など県内の強豪へ行く。そこから漏れる子の中にもいい選手はいるので、大分で育てて全国へ行かせてあげたい」と話した。
(稲福政俊)