【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は5日、九州各県で行われた。テニス女子ダブルスは水口由貴・井手葵(沖縄尚学)、宇都宮早絵、渡久地杜生(同)がともに3回戦で勝利し、準々決勝進出を決めた。
最後の全国総体に挑んだ喜久川楓(沖縄尚学3年)だったが、強力なサーブを生かしたプレーができず、初戦で涙をのんだ。
試合直前に暑さ指数が基準を超えたために約2時間待たされたが、集中力は切らさなかった。ゲーム序盤はサーブゲームをキープしたり、ブレークしたりが続き、イーブンの状態で進んだ。その中でも、いつもは武器になるサーブのタイミングが合わず、安定したサーブが打てない。第9ゲームはダブルフォールトが響き、相手にブレークされると、第10ゲームで取り返すことができず、勝敗が決まった。
「自分の中ではやりきった、出し切った感じがなく、悔いが残る」とつぶやく喜久川。6日のダブルスに向け、気持ちを切り替えて挑む。
(屋嘉部長将)